睡眠障害克服ナビ
睡眠障害の種類
ナルコレプシー
ナルコレプシーは日中の活動時間に、場所や状況に関係なく起こってしまう強い眠気の発作を主な症状とする脳疾患のことです。通常であれば、睡眠の周期;ノンレム睡眠・レム睡眠のうち、ノンレム期を経た後に来るべきレム睡眠が眠りに就いた直後に来てしまうために、そのタイミングで金縛りや幻覚、幻聴などの症状が起こるのです。
睡眠中がそういった状況の為に睡眠が浅くなり夢を見る回数が増えて、現実とリアルな夢の境目が分からなくなってしまい、うなされる場合が多くなります。日本では周りから患者を見た様子から、居眠り病や過眠症と呼ばれることもあるのですが、いわゆる睡眠障害としてひとくくりとして扱う病名は適切ではありません。
専門医が少ない為に適切な治療がなかなか受けることが出来ずに、精神的に大きな負担となっています。たいていの場合15歳位で発症するのですが、この病気は症状の特性から病気であることを本人が認識していないことが多い為に、発症しても診断にはなかなか至っていないのが現状です。
治療を行わないと昼間の活動が自動車の運転や、火や刃物を使用する料理、機械の運転中であれば重大な事故を引き起こす為に早めに治療を行ない普通の日常生活が送れるように通院することが望ましいとされます。
いま、原因として注目されているオレキシンという物質があり、これは視床下部から分泌される神経伝達物質なのですが、患者の中にオレキシンを作る神経細胞が消失していることがあり90%以上の患者で髄液のなかのオレキシンが検出されないことが分かっています。そこでオレキシン遺伝子を導入したり脳内にオレキシンを投与することで症状が緩和されることが報告されています。